SESの一次請けはほぼ無理だった|最低資本金1億円の壁で、筆者の会社は2次・3次受けになった(SES経営者の記録)

エンド直はほぼ無理だった資本金1億円の壁 フリーランス

筆者はマージンを取る側で、自社は浅い位置にいません(当初の記述は2026年10月28日に訂正)

筆者はJavaに特化したSES企業を経営しています。案件を発注し、要員の単価からマージンを取る側です。同時に、フリーランスエンジニアとしても稼働しています。

このサイトでは当初、「自社はエンド直、または1次請け直を中心に受注している」と書いていました。これは誤りでした。2026年10月28日に再確認して訂正しています。

誤りは公開記事3本に出ていたため、同日に修正しました。対象は次の記事です。

以下、この記事では「商流」(発注元から要員までの契約の連なり)の話をします。用語を一つ説明します。

  • エンド直:発注元企業と直接契約すること
  • 1次受け:発注元(エンド)から直接受ける元請けになること

出典は、2026年10月取得の運営者本人の記録です。

エンド直・1次受けに入れなかった理由は、営業力ではなく最低資本金1億円といった取引条件でした

筆者の会社は、エンド直・1次受けにほぼ入れませんでした。これは自社の話です。業界全体について断定するものではありません。

大手メーカーや大手SIerと直に取引するには、資本金1億円といった水準が与信基準として求められます(2026年10月取得の運営者本人の記録より)。筆者の記録では「そのレベルでなければいけない」という条件でした。設立したばかりの会社は、この手前で弾かれます。筆者の会社もそうでした。

ここで確認しておくべきことがあります。

  • 「資本金1億円」は与信基準として求められる水準です。ただし、取引先の文書で見たのか、取引の過程で聞いたのかは記録に残していません。
  • エンド直が無理なのは設立直後に限る話なのか、現在もそうなのかは、記録に残していません。
  • 自社の資本金額は、この記事では公開しません。

「営業をもっとがんばれば入れた」とは書けません。筆者の記録では、取引条件の段階で止まっていました。

結果として自社は2次受け・3次受けになる:エンド→元請け(1次)→自社→要員

2026年10月取得の運営者本人の記録より、取引条件の結果、自社は基本的に2次受け・3次受けになります。典型的な形は次のとおりです。

位置 立場 自社との関係
エンド企業 発注元 自社は直接契約しない
元請け(1次) エンドから直接受ける 自社の上流
自社(2次または3次) 元請けから受ける(間にもう1社入る場合は3次) 筆者の会社の基本位置
要員 実際に作業する 自社から案件を受ける

段が増えるほど、各段のマージンが差し引かれます。要員に渡る額は、その分だけ減ります。

具体的な数字は、この記事では再掲しません。商流マージンの内訳は次の記事と計算機で確認できます。

発注側として、自社の下に何社まで入れるかは記録に残していません。商流の上限については、次の記事で解説しています。

商流制限とは|n次請け以上は契約不可という条件

「浅い商流の会社を選べ」は、会社の規模を選ぶという話でもあります

「商流が浅い会社を選べ」という助言は、正しい面があります。ただし、筆者の見方では、商流の深さは営業力や姿勢だけで決まるものではありません。会社の規模で決まる部分が大きいと考えています。これは筆者の判断です。

読者の立場で言えば、次の点が参考になります。

  • 設立直後の会社がエンド直を名乗っている場合、その内実は確認に値すると筆者は考えています。これも筆者の判断です。
  • 筆者は他社の商流を調査した記録を持っていません。どの会社が何次受けかは、この記事からは判断できません。
  • 「資本金1億円以下の会社と取引するな」とまでは言えません。資本金は一つの目安にはなりますが、それだけで会社の良し悪しは決まりません。

案件の契約内容を確認するときは、次の記事が役に立ちます。

フリーランスの契約書で確認しておいてよかった2条項

筆者の立場は、マージンを取る側です。その前提で読んでいただければ、この記事の見方を判断できると考えています。

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